あまりりす (アマリリス) 

学名  Hippeastrum × hybridum
日本名  アマリリス
科名(日本名)  ヒガンバナ科
  日本語別名  
漢名  雜種孤挺花(ザツシュコテイカ,zázhŏng gūtĭnghuā)
科名(漢名)  石蒜(セキサン,shísuàn)科
  漢語別名  
英名  Amaryllis
2023/04/01 小石川植物園 

2007/06/04 新座市大和田

 世にアマリリスと呼ばれる植物に2類ある。

 一は、植物学上の本当のアマリリスであるホンアマリリス Amaryllis belladonna(孤挺花; E.Belladonna lily) 、南アフリカ原産。ホンアマリリス属 Amaryllis(孤挺花 gūtĭnghuā 屬)は、1属1種。

 一は、園芸品として一般にアマリリスと呼ぶもので、Hippeastrum × hybridum(雜種孤挺花)、南アメリカ原産。かつてのアマリリス属 Amaryllis は、今日のヒッペアストルム属 Hippeastrum(朱頂紅 zhūdĭnghóng 屬)を含んでいたことから、今でも本種を(和名でも英名でも)アマリリスと呼びならわす。
 ヒッペアストルム属 Hippeastrum(朱頂紅 zhūdĭnghóng 屬)には、南アメリカに約70-110種がある。

   H. cybister(細瓣朱頂紅,xìbàn zhūdĭnghóng) ボリビア・アルゼンチン産
   アマリリス H. × hybridum (雜種孤挺花)
   H. papilio(鳳蝶朱頂紅)
   キンサンジコ H. puniceum(H.equestre;白榴朱頂紅) 
         
日本には天保(1830-1844)年間に渡来、金山慈姑と呼ばれた
   ジャガタラズイセン H. reginae(短筒朱頂紅・短筒孤挺花)
         
日本には弘化(1844-1848)年間に渡来
   アミメアマリリス H. reticulatum(白肋朱頂紅・網紋孤挺花)
         
昭和初期に渡来
   ヒイロサンジコ H. rutilum(朱頂紅・紅花蓮・華冑蘭)
         
ブラジル原産 
   ベニスジサンジコ H. vittatum(花朱頂紅・朱頂蘭・百枝蓮・繞帶蒜)
         ぺルー原産、『中国本草図録』Ⅲ/1435 
    
 ヒガンバナ科 Amaryllidaceae(石蒜 shísuàn 科)については、ヒガンバナ科を見よ。
 
 
 ホンアマリリスを見よ。

Hippeastrum cybister(細瓣朱頂紅)   2023/10/22 小石川植物園 (温室) 

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